第1章
ドラム三昧の日々

  • 山口

    いつごろから音楽を始められたのですか。

  • KUJUN

    楽器を始めたのは、14歳くらいかな。横浜に住んでいて、母親がフリーマーケットを主催したんですけど、「ギターをやりたいな」なんて話していたら、そこで「たまたま見つけた」と言って、ボロボロのエレキ・ギターを買ってきてくれたんです。

  • 山口

    14歳といえば中学生でしょう。その頃はどんな曲を聴いていたの?

  • KUJUN

    その頃はハードロックとか、ヘビーメタルとかでしたね。

  • 山口

    弟さんも楽器をやっていらしたの?

  • KUJUN

    忠信はベースを始めたのかな。自分で調達してきて、ヴォーカルもやったりしていた。

  • 山口

    じゃあ、二人して音楽を始められて。その頃から音楽が好きだったのね。

  • KUJUN

    母に聴かされていたというか。いつも車の中でかけていたし。生まれたときから、聴いていましたね。

  • 山口

    なるほど、だから二人とも音楽兄弟になったのね。そのギターからドラムに移っていったきっかけは?

  • KUJUN

    ギターって弾いててイライラして(笑)。細かいテクニックとか難しいから。それで1年くらいでやめちゃって。で、止めてから3年くらいたった高校生の頃、ある日、モトリー・クルーというバンドのドラマーを見て、ドラムをやりたい、と思って練習し始めたんです。最初は何も持っていなかったから、筆とか適当な棒きれで叩いていたんだけど。そのうちまた、親に甘えて「買ってくれ、買ってくれ」とねだって買ってもらって(笑)。

  • 山口

    そういうことに対しては、すごく理解のあるお母さんなのね。

  • KUJUN

    それで部屋で毎日、叩いていたから、すげぇ、近所迷惑(笑)。

  • 山口

    え?!叩ける家だったの?

  • KUJUN

    叩ける家というか...結構、苦情は来たんですけど。それでまず夜8時まで、という決まりができて。それから卵の入ってる紙のケースがあるじゃないですか。あれを、吸音効果がある、と聞いて部屋の壁に貼ったりして。ほんとうは意味ないんですけど(笑)。

  • 山口

    あ、みんなやってたけど、あれ意味ないんですよね(笑)。

  • KUJUN

    その上で雨戸を閉めきって、それでもうるさいから、さらにゴムのマットを敷いて。夏でもクーラーなしの部屋で汗だくになって、朝から晩まで、毎日バンバン叩いてました。

  • 山口

    ドラムは独学?

  • KUJUN

    いや、学校にも通わせてもらってました。高校に通っているときは近くのドラム・スクールに通っていた。で、卒業して専門学校に。ドラムの専門学校があるんですね。そう、音楽理論なんかも含めて教えてくれる学校です。

  • 山口

    バンドを組んだりはしていたの?

  • KUJUN

    同じ学校の友だちや、他の学校の子とハードロックなバンドを組んでましたね。だからふつうに平凡に...

  • 山口

    平凡にバンド少年をしてたのね(笑)。

  • KUJUN

    高校を卒業して20歳くらいになったら、専門学校をさぼりだしてしまって...というのも、学校が六本木にあって、横浜からだとすごく遠いんですよ。で、ちょっとサボり気味で好きな先生のときにしか行かなくなり、横浜にあるライブ・ハウスでバイトを始めたんです。バーテンやったり、照明やったりしながら。まだ売れる前のジュディ&マリィとか、エレファント・カシマシを見ていましたよ。それでバイトしながら遊びまくっていた。